有限会社ワールドメディカルサービス

医療廃棄物処理

1.収集運搬

収集運搬1

①お客様の医療施設へ到着し、収集準備を行います。   ②回収作業時にはお客様の立合いのもと、個数などの確認作業を行います。   ③「マニフィスト伝票」に必要事項を記載しお渡しします。   ④「マニフェスト伝票」の内容を確認していただいたあと、立合い・確認されたお客様に「マニフィスト伝票」へ署名していただきます。

収集運搬2

⑤医療廃棄物の積み込みが完了。   ⑥周囲の安全確認をしたのち処理場へ出発します。   ⑦処理場へ到着。
※写真は福島県いわき市にある「クレハ環境株式会社」様です。
  構内写真

収集運搬3

⑧台貫にて計量します。   ⑨計量後荷おろし作業を開始します。   ⑩約1時間程度で荷おろしが終了します。   ⑪再度台貫に乗り計量します。そして一路帰路へ。
※当社の輸送範囲はここまでとなります。

2.処理

※これからは産業廃棄物の中間処理施設、「クレハ環境㈱」様(福島県いわき市)での処理工程をご案内いたします。ここでは「特別管理産業廃棄物」の「感染性産業廃棄物(以下、「医療廃棄物」と記します)」の処理工程をご説明いたします。

処理工程1

「処分場許可証」   「医療廃棄物自動倉庫」
●各排出事業者より集められた医療廃棄物は、ここに搬入され一時保管されます。
●その後、順次焼却炉に搬入され焼却処理されます。また、この装置は、夜間でも自動的に感染性医療廃棄物を焼却炉に搬入するので、24時間の運転が可能なのです。
  「医療廃棄物自動投入設備①」   「医療廃棄物自動投入設備②」

処理工程2

「ロータリーキルン(一次燃焼炉)」
●この装置は、炉床が回転するため、高カロリーの廃プラスチック、廃溶剤や廃油等で水分の多い汚泥、スラッジ、廃酸、廃アルカリ、廃液等の焼却、熱処理が可能です。同時に多くの廃棄物を混合燃焼できるそうです。
  「ジェットファーネス(二次燃焼炉)」
●ダイオキシン対策を万全に期すため、「ロータリーキルン」と「ジェットファーネス」の組み合わせで必要な高温と滞留時間を保持し、その後急冷塔で高温排ガスを瞬時に急冷します。それにより、ダイオキシン類の発生と再合成を抑えることのできる、すぐれたダイオキシン類対応型焼却炉設備なのです。
  「一次・二次スクラバー(湿式排ガス処理設備)」   「ミストコットレル(湿式電気集塵機)」
●「一次・二次スクラバー」と「ミストコットレル」により、徹底した排ガス処理を行い、発生した排水の中和や不溶化処理、脱水処理等を行うシステムです。

3.最終処分場

※これより、処理された廃棄物の最終処分をご説明いたします。中間処理場より排出された燃え殻は、管理型最終処分場に持ち込まれ埋立て・管理処理が行われます。

最終処分(燃え殻の処理)1

「処分場許可証」
●ここでは処理された廃棄物がどのように管理されているかをご案内します。
  「処分場の様子①」   「処分場の様子②」   「処分場の様子③」

最終処分(燃え殻の処理)2

「水処理施設・管理室」
●ここは埋め立てられた場所から雨などにより自然に流れ出す水質を管理しているコントロールルームです。この部屋でリアルタイムに水質を管理しており、もし水質に以上が発生した場合は即対応されます。
  「水処理施設内部①」   「水処理施設内部②」   「汚泥脱水装置」<
●埋立場から自然に流れ出る水を清浄し、安全なレベルに達していることが確認されてから、付近の河川に放流されます。水質基準は国の安全基準以上に達成されているとのことです。また、今まで異常な水質は検出されたこともなく、安定な処理をされているとのことです。

以上のように、お客様(排出事業者)より排出された「特別管理産業廃棄物(感染性医療廃棄物)」は、当社が責任をもって中間処理施設まで輸送させていただき、中間処理施設では安全かつ適切に処理されたあと、管理型最終処分場へ搬入され、地域環境に配慮した安全管理のもと最終処分されます。
もし、収集・運搬や中間処理、最終処分についてもっと詳しくお知りになりたい場合は、当社営業までお気軽におたずねください。